ヘナ専門店ならではの気付き①
ヤスです
OVERALLでは、日頃からお客様に施すドライヤーテクニックを大切にしています。全てハンドドライで行っています。
髪の毛を乾かす目的だけではなく、毛穴の向きや毛流れを整える…根元を浮かせて自然な位置に髪が落ちるようにする…
例えばカットをしなくても1回ウエットにして美容師側がドライしただけで、現状のヘアスタイルがまとまりやすくなる…カットとドライは連動していて繋がっている…そんなイメージです。
（伝わりにくい感覚的な話ですが、はい…）
まだまだ自分たちでも難しい技術だなぁと思いますし、ドライに関しては掴みきっていない部分もあります。しっかりしたドライができないと良いカットはできないと思っています。
そんなことを大切にしながら講師やヘナ専門店をさせて頂く中で、ちょこちょこ技術的な気付きや発見が出てくるのです。
そんなにドライを頑張らなくても、毛穴の向き・毛流れが整ってる気がする笑
それなりに拘っていた部分なので嬉しいですね♪
従来のパーマやカラーをしていたときよりドライの時間も短いですし、美容師・作り手としては簡単にドライが成立するようになりました。ヘナ施術後、ヘナ髪は今までのようにドライの頑張りが少なくて済む感覚。
（自分の中では貴重な発見です、はい…）
ドライ前に既に毛流れが整っているという感じなのかなぁ？と。
前髪がおろしやすくなる、内側のクセが落ち着いてくる…自分自身カットしやすいな…そんなイメージです。
数値化できるものでもないですし、正確にはまだ分かりませんが、ヘナ施術により毛穴の向きや毛流れに関してはプラスに働いている可能性はありますね。
（OVERALLはクセ毛のお客様率が高いのでより感じます、はい…）
そして、少し美容業界チックな話になりますが…
今SNSなどでもグラデーションカラー、ハイトーンや多色染めなど…たくさんの写真がアップされています。
一昔前は特殊な技術でしたが、今はどの美容師の方も高いレベルの施術をしている時代になりました。
このようなカラーリングによる「色の幅」はオリジナルヘナ施術では不可能です。ある程度はできますが…笑
同じようなものを求められるのであれば、カラーリングをされた方がいいですよーと僕らはお客様に正直にお伝えしています。
ですが、どの業界もセルフケアに力を入れていている時代…色の幅も魅力的ですが、日常的な扱いやすさや、本質的に永続的に私の髪はどうなの？自分でも楽にヘアスタイルがキマること。お客様の声を聞いていて、そのようなことも求められてきています。
ちなみに…全体のカラー剤の出荷量の7割ぐらいは7レベルのナチュラルブラウンです。
うちの店でも7Nのような色味は、ヘナとインディゴでつくるブラウンで対応できています。一定のトーンダウンも可能です。
（わりといけます、はい…）
先程の毛穴の向き・毛流れが整う…そんな気付きからも感じますが、ただ染めるだけ、ただ待ち時間に座って雑誌を読む…だけではお客様にとって良い「体験」にはならないのかなぁと。もっと美容として本質的に良くなること。副産物的な効果も大切にしていきたいと思います。
少し前から、海外から日本に来られる旅行者の方は、ワークショップに参加して日本酒を作ったり、実際の家庭料理を味わう為に一般家庭にホームステイしたり…
明らかに「体験」を買いに来ています。
僕自身そう思います。主要観光地はいいから、特別な体験がしたい！みたいな感じです笑
もうモノやブランドや、みんなと一緒が◎ではない時代になってきています。
僕たちもポリシーは大切にしていきますが、ヘナを含めて、カット&ヘナを通じて良い体験をしていただけるお店作りをしていきたい今日この頃。。。
話が二転三転しましたが、ヘナ専門店ならではの気づきをどんどん書いていきたいと思います。
来月半ばには「キリ温熱療法」もメニューとして取り入れていく予定です♪
それではまた。。。
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